おじいさんとの思い出
山形のお爺さんが先日101歳で亡くなりました。
お婆さんは既に96歳で亡くなっております。
先祖もほとんどが80歳後半まで生きていましたので、
基本的に私の家系は長寿なのかなと勝手に思っております。
お爺さんもお婆さんも何がすごかったかと言うと、
両方とも老衰で亡くなったのですが、大きな病気を一つもしていないという事です。
特にお爺さんは病院に入院したことが無いと思います。
二人とも農作業を毎日行っており、忙しい日々を過ごしていましたが健康そのものでした。
今思うと、お爺さんが健康だった理由(自分の勝手な思いですが)が分かりました。
①人と話すのが大好きだった(ものすごくお喋りが好きだった)。
②出かけるのが好きで、農業がオフの時期にとにかく全国に旅行していた。
③ごはんは米粒一つ残さずに完食していた。
④自分の物全てに自分の名前を書いていた(これは関係ないですかね)。
⑤とにかくよく笑っていた。とこんな感じです。
毎日農作業で忙しくしていたので一緒に遊んでもらった記憶は少ないのですが、
小学生の時に山形の鶴岡市で開催する夏祭りに連れて行ってもらったことがあり、
夏祭りの前にラーメン屋で夜ご飯を食べることになったのですが、
みんなで同じ冷やし中華を頼むことになりました。
その頃の僕はラーメン一杯を完食出来なかったので、
残したらお爺さんに怒られると思い必死で食べなきゃと思ってました。
実はその時初めて冷やし中華を食べたのですが、
「なんて美味しい食べ物なんだ!」と感動したのを思い出します。
お爺さんが良く言っていました。
「俺の友達で山側に住んでるものはみんな亡くなった、生きてるのは海側に住んでるものだけになった」
そんなお爺さんも亡くなってしまいましたが、よく笑って、体を動かし、ごはんをきちんと食べる事がいかに大事かを改めて教えて頂いた気がします。